熱中症対策 《熱中症の予防対策》

沖縄の暑い夏を安全に乗り切るために・・・
当社では安全衛生大会において「熱中症」についての対策もおこなっています。 沖縄の暑い夏を健康かつ安全に乗り切るために、以下ことに気をつけましょう。

熱中症予防対策 その1
対策日よけで直射日光をさける。
日除けや通風を良くするための設備を設置する。
作業中の温湿度の変化がわかるよう、温度計、湿度計等を設置する。

熱中症予防対策 その2
通気性のよい服装とつば広の帽子、とくに首と頭を直射日光から守る。 作業服は吸湿性、通気性の良いもので黒っぽいものはさける。 頭部打撲の恐れがなければ麦わら帽子、つば広の帽子など。

熱中症予防対策 その3
積極的に水分や塩分を補給させる。 水分、塩分の補給のためのスポーツドリンクなどや身体を適度に冷やすことのできる氷、冷たいおしぼりなどの物品を備え付ける。 作業中でも自由に飲水ができるようにすることが大切。積極的に水分・塩分を補給。30分毎にコップ1~2杯がめやす。

熱中症予防対策 その4
風通しのよい休憩場所を設け適度に休憩させる。 日陰などの涼しい場所に休憩所を確保し、普段より多めに休憩時間を設ける。 夜更かしせず!アルコールは控える事! 体調をととのえ、暑さ対策を実践する。 がまんしすぎない!
体調不良の時は早めに責任者へ申し出る。がまんしない。現場で不具合い者を見かけたら責任者へ報告する。 頭や体を冷やす! 休憩室にはクーラーボックスや冷水ポット、扇風機、できたらクーラーを!

熱中症対策 《熱中症の症状と救急措置》

1 熱けいれん(軽症)   危険度★☆☆
《症 状》
多量の発汗で水分と塩分が失われたのに、水だけを補給して起こる筋肉のけいれん(こむらがえり)。 水だけ 塩分不足で熱けいれんの翌日は休むか軽作業を。

《救急措置》
0.1%食塩水やスポーツドリンクを飲ませて、涼しいところで安静にさせる。 筋肉のけいれんがおさまらないなら必要に応じ医療機関で受診させる。 0.1~0.2%の食塩水を(コップ1杯に塩を軽くひとつまみ)

2 熱失神・熱疲労(軽~中等症)   危険度★★☆
《症 状》
熱失神は脱水や末梢血管が拡張すると、脳への血流低下により、めまい、失神(1分以内)が起こる。体は湿っている。 熱疲労は極度の脱水状態になり、疲労感、虚脱感、頭痛、失神、嘔吐などの症状が重なり合って起こり、熱射病へ移行する危険性がある。
(意識が正常であれば、冷たい水、スポーツドリンクを飲ませる。)

《救急措置》
現場で熱疲労と重症の熱射病を区別するのは困難。
熱疲労の場合は重症化する可能性もあるので医療機関で受診させる。

3 熱射病(重傷:致死率76%以上)  危険度★★★
《症 状》
高体温により脳の体温コントロール中枢が麻痺する。 おかしな言動や行動、昏睡などの意識障害だけでなく全身の臓器が障害され、死亡に至る危険性が高い。 高温・多湿下でふらつく、気分・体調不良、意識がもうろうとする等の症状であれば熱射病として対応する。一刻を争う状態なので休憩室で様子をみる事は手遅れとなる危険性が高い。
(高温・多湿下でふらつく。気分・体調不良。対応が鈍い。意識低下。高体温。)

《救急措置》
すぐに濡らしたタオルで全体をしめらせ、風をあてる。脇・股を氷で冷やす。とにかく冷やす!同時に119番へ通報する!(体温上昇がなく、被災者が寒さを訴えるなら冷やすのをやめる)被災場所、被災者の症状だけでなく、作業内容、被災した時の状況も伝える。 ★ポイント 首、脇、股をアイスパックで冷やすと効果的です。(熱射症のときは搬送中も冷やす。)